プラス卵

卵の形の秘密

形

卵の形は、他にはない独特の形をしています。「卵型」と呼ばれるように、大変美しく強度的にも優れているのが特徴です。スーパーなどではキレイに並んだ鶏卵を見かけますが、特殊卵と呼ばれる大きなダチョウやアヒルの卵なども通販で購入することが出来ます。


色々な卵の大きさ

一番大きな卵・小さな卵

最も大きな鳥の卵はダチョウの卵で1個1.4〜1.5kgで、普段私たちが食べている鶏の卵の20〜30倍もの重さがあります。だちょうの卵は、食用としても販売されています。また、一番小さな卵は、ハチドリという鳥の卵で0.5gしかありません。ハチドリの卵はなかなか食べることは出来ませんが、食用として食べることの出来るものの中では、鶉(うずら)の卵が9gと一番小さいといえます。

鶏の卵

鶏の卵の大きさも、品種や月齢によって大きさが異なります。生み始めたばかりの卵の大きさは平均で40gとかなり小さく、鶏が成長するに従い大きく重くなります。生後500日(1年4ヶ月)ほどすると65g以上の大きさの卵になります。

鶏卵の大きさと重さ

大きさの違い

市販されている鶏卵には、LLサイズからSSサイズまで重さによって大きさが分けられています。一番大きなLLは70〜75g、Lは64〜70g未満、Mは58〜64g未満、MSは52〜58g未満、Sは46〜52g未満、SSは40〜46g未満と決められています。この規格以上の重さや45gに満たないものは規格外として扱われますが、76g以上のものをXLさいずとして扱う場合もあります。

大きさと卵黄の割合

卵の中身の割合は、大まかに見て卵白が60%、卵黄が30%、残りが殻の重さといわれています。しかし、同じサイズの重さの違う卵を割ってみると卵黄の大きさはほぼ変わらず、卵白の量に違いが見られることがわかっています。そのため、大きな卵ほど卵白や水分が多く含まれていることになります。卵白を多く使うお菓子作りには、白身の割合が多いLLやL玉を使うのがおすすめです。

地域別の好み

市販されている卵は、Lサイズの大きめが高く、SやMといった小さめのほうが比較的安い値段で販売されています。使いやすく手ごろな大きさということで、M〜Lが最も多く扱われていますが、地域別の売れ筋をみてみると、東京がLとM、名古屋ではMとMS大阪ではL、といった人気の傾向があるようです。

強度

卵型の不思議

世界の建築物にも取り入れられている卵型のアーチは大変強度がある形で、外からの圧力に対して強い構造になっています。特に卵を長軸方向に立てた時には3〜10kg、平均5kg 程度の圧力に耐えることができますし、短軸の方向でも3kg程度の圧力に耐えることが出来ます。そのため卵を10個均等に並べ、板を載せておけばその上に30kgの体重の人が乗っても割れません。

季節・時間による強度の変化

鶏の卵の殻は、春から夏の暖かい時期に最も薄くなり強度も弱くなります。これは暑さのため、鶏の呼吸数が増え卵殻を構成する炭酸カルシウムが作られにくくなるためです。また、鶏の食欲が落ちるとカルシウムの摂取量が少なくなるため気温の高い時期の他、食欲が落ちる老齢の鶏の卵の強度も落ちるといわれています。また、卵管内で卵殻の周囲に付着した粘膜が乾燥すると共に石灰になり強度が増します。卵の表面を触るとざらざらとした感触があるのは、このクチクラ化した粘膜です。