プラス卵

卵と鶏の種類

鶏,種類

市販されている卵には白いものが多いように思いますが、白い卵を産む鶏と赤い卵を産む鶏にはどんな違いがあるのでしょうか?


養鶏の品種

卵用・卵肉兼用養鶏

卵用には「白色レグホーン」「褐色レグホーン」「黒色ミノルカ」「カルフォルニアグレイ」「アローカナ」などの品種が、卵肉兼用には「横はんプリマスロック」「ロードアイランドレッド」「ニューハンプシャー」「白色プリマスロック」のなどの品種があります。これらの卵用鶏は、卵の重さ、年間産卵数などの長所同士を生かせるように交配が行われています。現在市販されている卵のほとんどが白色レグホーンを交配した品種によるものです。

卵の色

一般的に良く見かける白い卵は、卵用養鶏は白色レグホーン、褐色レグホーンを交配させた品種のものが多く、褐色の卵はロードアイランドレッドやプリマスロックを交配させた品種がほとんどです。また、南米チリのアローカナ種は、青い色の卵を作る遺伝子を持っている鶏で、大変珍重されています。また、日本の天然記念物に指定されている「岐阜地鶏」「声良」「蓑曳」等の卵も薄い褐色をしています。

特殊卵

青い色の卵を産むアローカナはもともと野生でも生息している数が少なく産卵数も少ないため、手に入れるのが難しい卵でした。現在は白色レグホーンと交配させた改良品種が日本でも飼育されています。一般的な卵に比べて殻が固く割れにくいのが特徴です。また、中国で昔から漢方としても使われてきたウコッケイの卵も、特殊卵として扱われています。

地鶏と地卵

地鶏とは

地鶏とは、もともとの在来種のことを言います。日本では天然記念物に指定されているような在来種の卵は「地鶏の卵」といえます。また、名古屋種は実際には白色レグホーンとバフコーチンなどの交雑種ですが、コーチン種の血統が半分以上あり、日本の養鶏の交配源種として扱われることも多いため、地鶏として扱われることもります。最近では、地域の名前などと組み合わせて「〜地鶏」という名前が付いている鶏の肉や卵が地鶏の卵として販売されている場合もあります。しかし、地鶏の卵ではなく、その地域の特産物や地域の環境を生かした飼育方法で育てられた鶏の卵、ということになります。

地卵

地域独特の飼育環境や資料を使って育てられた鶏の卵を「地卵」「地玉子」といいます。地鶏の定義は、「その土地で産出された卵」ということなので、品種や飼育環境の規定はありません。そのため、地鶏の卵はもちろん地卵といいますし、正確には地鶏ではなくても「〜地鶏」という名前の鶏の卵は、地元の鶏として決められた環境で飼育されている場合「地卵」と呼ぶことが出来ます。中には、平飼いの鶏の卵を「地べたで飼育された鶏の卵」という意味で「地卵」と呼ぶ場合もありますが、これはちょっと意味が違うかもしれません。

平飼い

平飼いとは

一羽一羽をケージに入れて飼育したり高さのある場所で飼育されている鶏と違い、地面で特設飼育したり、床におがくずや藁を敷く場合もあります。ケージ飼育に比べ、一羽あたりの面積が広くなるように鶏舎を作る場合が多く、卵用鶏の運動量が増えやすいのが特徴です。平飼いの場合、卵が地面に産み落とされるため汚れやすく、卵の収集に時間がかかるため、市派の卵の中では価格が高めになっていることが多いようです。

卵の差は?

平外の場合、適切な使用面積と使用頭数であれば、鶏が自由に動くことが出来るため適正な運動量で飼育することができます。しかし、卵の成分の割合や栄養にはほとんど変わりがありません。鶏はもともと闘争本能が強いため、集団の飼育する平飼いの場合、力の弱い鶏にストレスがかかり、小さな卵になる可能性はありますが、その場合にも自然状態のストレスであれば卵に変化が現れることはほとんどありません。