ダイエットにも使われる簡単な卵料理「ゆで卵」。
美味しく好みの硬さに作るためには、ちょっとしたコツがいるんです。
お好みの硬さでおいしいゆでたまごを作りましょう。
新しい卵は、中に炭酸ガスがたくさん入っているため茹で卵にすると白身がスポンジのようになってしまいます。炭酸ガスが少なくなっている、産んでから1週間ほどたった卵を使うと、ぷるんとした美味しいゆで卵を作ることが出来ますよ。
冷蔵庫で保存している卵は、中までしっかり冷えてしまっています。これをそのままゆでると割れたり、好みの硬さに出来ない場合があります。作り始める20〜30分ほど前に冷蔵庫から出して、常温にしておくのがポイントです。急いでいる時は、冷たくない水に3〜5分つけます。
茹ではじめる前に、卵の鈍端部に針などで小さな穴をあけておきます。こうすると、ゆでている時に割れにくく、綺麗なゆで卵を作ることができます。内殻膜に届かない程度の浅くて小さな穴を、殻にヒビが入らないようにゆっくりと明けるのがコツです。
ゆで卵は、必ず水からはじめます。完全に卵が隠れるくらいの水を鍋に入れ、塩小さじ1酢 小さじ1を加えます。塩や酢を入れることで殻にヒビが入っても卵白が外に流れ出すのを防ぐことが出来ます。
鍋を火にかけて、卵殻細かい泡が出始めたら菜箸で卵を転がします。だいたい3分程度転がしておけば、黄身を白身の真ん中に固定させることが出来ます。また、卵の鈍端部の大きさにあった瓶のふたやリングを鍋に敷き、卵を立ててゆでると転がさなくても中央に黄身を固定させることが出来ますよ。
鍋で作れる簡単なゆで卵の調理方法です。火を止めてすぐに冷水につけると、殻がむけやすく、白身を白くすることが出来ます。冷水につけないと、白身の表面が黒っぽくなる場合もありますが、卵の成分が熱で変化したもので問題はありません。
卵 3個・塩 小さじ1・酢 小さじ1
白身と黄身は固まり初める温度に差があります。お湯の温度は70〜90度の時の硬さと時間の関係です。白身や黄身の硬さを決める目安にしてくださいね。
茹で時間と硬さ
硬さ | 茹で時間 |
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固ゆで | 20〜25分 |
黄身固め、白身半熟 | 8〜10分 |
黄身半熟、白身半熟 | 6〜8分 |
黄身半熟、白身固め | 4〜6分(温度90〜100度) |
電子レンジでゆで卵を作っても、破裂させずに短時間で作る方法です。1個たけ作りたい時や、コンロが一杯でなべが使えないときにも便利ですよ。電子レンジ専用のゆで卵器も販売されていますが、陶器のコップがあれば専用ゆで卵器はいりません。
卵 1個・マグカップ・ぬるま湯・アルミ箔・酢 小さじ1